私が今日した事、考えた事。

日々の生活の中での、出来事を報告します。。。

「川上弘美」を読んで。。。

「猫を拾いに」

誕生日の夜、プレーリードッグや地球外生物が集い、老婦人は可愛い息子の将来を案じた日々を懐かしむ。年よりだらけになった日本では誰もが贈り物のアイデアに心悩ませ、愛を語る拳サイズのおじさんの頭上に蝉しぐれが降りそそぐ。不思議な人々と気になる恋。不機嫌上機嫌の風にあおられながら、それでも手に手をとって、つるつるごつごつ恋の悪路に素足でふみこむ女たちを慈しむ21篇。

 

(感想)21篇の女たちの恋の話が描かれているが、死後の世界のような、オバケのような、宇宙人のような、不思議な世界も感じつつ。。。

 

その中で「真面目な二人」は、学校で隣の席に座っている女の子が、交通調査に使うカウンター機を「カチカチ」していて、気になって聞いてみたら、「気持ちが動いた時に押す」と言うので、わたしも彼とのデートの日にカウンター機を使ってみた。

 

わたしは2個を使い、「楽しい気持ち」と「嫌な気持ち」で使い分けて数えてみたら、「嫌な気持ち」が圧倒的に多かったから、彼と別れる…と言う内容だった。

——でも、夫婦や恋人って、たとえ好きでも、一緒にいたら「嫌な気持ち」の方が多いのではないかな?と考えたら、やはり、そのような結論だった。

 

 

「水声」

1996年、わたしと弟の陵はこの家に二人で戻ってきた。ママが死んだ部屋と、手をふれてはならないと決めた南京錠をかけた部屋のある古い家に。夢に現れたママに、わたしは呼びかける。「ママはどうしてパパと暮らしていたの」——愛と人生の最も謎めいた部分に迫る静謐な長編。読売文学賞受賞作。

 

(感想)パパとママが兄弟で、私と弟の陵も兄弟だけど、一生一緒に暮らしていて、深く愛し合い、お互いが必要な関係。

 

地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、そしてママの癌…を通して命についても考える…そんな不思議なお話のようで、意外に身近なお話(?)