身近な人が自○しました。
事の始まりは、その年の初詣、神社で『お清めのお塩』を買った所からでした。
深い意味もなく、占い、スピリチュアル好きの私は、水晶の浄化にでも使うつもりだったのでしょう。何も考えずに塩を買いました。
勿論、その時には○○の鬱病の事は知りませんでした。
4月になって突然、電話があり、「○○が死にたいと言って暴れている」いう連絡で初めて鬱病を発症していた事を知りました。直ぐに駆けつけました。
○○の相談を受けるようになってから、夜中、○○の気配を感じた日がありました。
正直、鬱病でお風呂に入っていないせいか、匂いがしたのです。
後日、会った時に「前、幽体離脱して、私の家へ来ていた?」と聞いたら、「凄い!なんで分かったの?」と驚かれました。
鬱病で寝られないせいか、幽体離脱を自らしていたようです。
でも、次に不思議な体験をしたのは、私が金縛りに合った時でした。
一反木綿のような形の黒いものが、すいすいと私に向かって来ます。
恐ろしくて「助けて!」と何度も叫びますが、声が出せません。
この夜は夫の部屋にも、何度閉めてもドアが開いて、冷たい風が入って来て、最後に足がゾクッとしたと言ってました。
こんな不気味な夢を見たので、次の日、直ぐに会いに行って、その話をしました。
「フフフ」と笑っているだけで、特別具合が悪そうには見えませんでした。
○○が亡くなってから聞いたのですが、娘も1ヶ月間、悪夢にうなされていたと聞きました。
悪夢の内容は、本人が悩んでいた事のようでした。
親の事、夫婦の事、仕事の事でした。
……続く。